市原峠 府道494号:綾部大江線 西方−市原谷(大江町) あやべ 里山散策 四つ尾山の四季

西方町の交叉点を入るとすぐに、道幅の縮小と「府道この先行き止まりです」の看板が立つ。
わら屋根の農家を見ながら車を北に走らす。古地峠(市道)の分岐点(左)を直進すると、吉祥山宝満寺が左手に見えた。随分立派なお寺であった。
 舗装道路が谷奥に詰まると地道に変わる。少し入って農道が分岐する地点に車を置き、そこから歩いて山に入った。
 杉の植林した木立で以前は田畑であったと思われる。蕨・薇の多いこと。少し入ると道が分からなくなり、倒木の間をしゃにむに登ることになった。次第に勾配がきつくなり、滑る急坂を木の根につかまり体を引き上げ、立木に辿り着く。また次の立木へ・・の連続で登った。稜線近くは雑木になり少し楽になったが、稜線に辿り着いた。
 峠から左に110m程の標高239mの最高点だった。木の間ごしに綾部と大江町の山が見えた。稜線の山道は何とか通っており、東に下っていくとU字型にえぐれた峠の上に出た。
迂回して峠に降りると、両手を拡げたほど(2m)の広い空間で綾部と大江町を結ぶ市原峠があった。
 峠を降りる道は、斜面を折り返しながら続き、倒木と路肩の浸食で狭い山道で、途中抉られ崩落した場所もあった。登ったル−トを2回は横断しているので、それと分かっていれば辿れたのにと思った。(最初探した状況で、これではないと思ってしまった)
帰りに牛を飼っておられる小屋に車を止め、峠名の確認をした。昔は通ったが現在は皆無とのことであった。
道幅が狭まり行き止まり表示 わら屋根の農家 吉祥山宝満寺 庭園
御堂 鐘突堂 弘法大使像 宝塔
峠手前の常夜灯 足下の板碑型地蔵 峠入り口 峠稜線から
綾部方面 大江の町並み 山吹が綺麗 峠道崩落場所