奥山(588.8m) 登頂失敗記  2003/10/04  写真にマウスを当てると説明が出ます。 あやべ里山 散策  四つ尾山の四季へ
南尾根499m標高点からの撮影。鉢を伏せた形がきれい。電波塔の山には、奥山、鉢伏山の両記名があったが、案外電波塔の山の方がが奥山では?
南尾根499m標高点からの撮影。鉢を伏せた形がきれい。電波塔の山には、
奥山、鉢伏山の両記名があったが、案外電波塔の山の方が奥山のような感じ
 秋晴れの好天気に誘われて家を出る。先日、奥山と上滝ノ尾の登山口を尋ねた乙見渓流荘のご主人を見かけ、車の窓から山を指さし駐車の了解を求める。
 奥山林道のゲ−ト脇を通り抜け、松尾さまからの防災地図コピ−を手に、乙見渓谷を左右に渉る林道を歩く。渓流荘主人の「軽自動車が通れる道」の言葉にある林道を見つけるが、山草、苔、石、倒木がひどく、違うと判断して見送り、更に奥へ林道を辿る。 先週登った上滝ノ尾−鉢伏山の送電線が見える下方に出てしまい引き返す。
 途中の火の用心の横断幕がある山道が登山口かも?。結局先に見送った林道を登ることとする。倒木や灌木の植生、崩れがひどく車の入れる道ではないが、乙見渓谷本流よりも素晴らしい渓谷美が続く。
 行き止まりで道を探したが、谷沿いは倒木が一杯で道がなく、右手にある細い踏み跡を登る。広い植林の樹間に出て、かすかな踏み跡を稜線を目指して上がる。稜線近くで踏み跡も消失、杉の植林地の樹間を上がり始める。どうも左手に見える山が奥山の様子。
 ここまで上がって引き返すのも馬鹿らしく、兎も角あと少しの稜線に上がることを決意。 稜線は樹間に山道(踏み跡)が走っていた。しっかりテ−ピングしながら、左に稜線を辿る。赤いテ−プを切っていた鋏を喪失、探しに戻る。リュックにつけていた鈴が落ちていた。土産用の飾り紐は弱い、取り替えなかった天罰。大きなカウベルの方は前回落とし紐を新調して無事。鋏は見つからず。これは紐を付けなかった天罰。
 少し開けた所(南尾根499m標高点)から奥山をカメラ撮影。尾根を最低あと2つは越す必要がありそう。鋏がないので、ビニ−ルテ−プが切れず、天候も悪くなると判断し、今日の登頂を断念し引き返す。もう一度探して鋏を回収。今度は、しっかり紐をつける。
 乙見渓流の支流を探勝しながら下山。カモシカが水際から山へ駆け上がっていった。渓谷沿いの山道の行き止まりのかなり手前に、左手に川を渡る木が架けられている山道を発見。ここか!?(登山書にはない直登コ−スのよう?)
今日上がったル−トも悪くはないが、どうも火の用心の横断幕の所から上がるのが正解の様である。
 乙見渓流荘に寄ると家族連れの釣り客で賑わっていた。渓流荘の主人夫婦と話し、景勝美の支流のことを尋ねる。味方まで戻ると雨が降り出した。お天気判断の的確性を自画自賛。
通行止めの奥山林道は車が走れそうだが倒木もあった。上滝ノ尾から電波塔のある鉢伏山に渡っている送電線の下まで歩き引き返した。 側道は苔、草、灌木、石、崩れ、倒木で荒れ放題、歩くには支障はない。 側道沿いには乙見渓谷の支流が流れきれい。 いろいろな滝がふんだんに見れる。
奥山林道は渓流荘で通行止め 広いが荒れた林道? 乙見川支流の渓谷美 赤い岩から滝が
沢はすぐ側でどこでも降りられる。 登る途中では見つけていなかった。このル−ト(直登コ−ス?)は登山書にはない。
素晴らしい渓流の連続 滝がふんだんに見られる 滝がきれいカモシカがいた。 かなり手前左手に渡し木が
稜線の南に上がれるコ−ス。稜線付近は、植林の樹間を上がった。 この山道を上がると、稜線の左から頂上へ行けるかも? あまご、にじます、こい が釣れる。貸し釣り竿が並べてある。
突き当たりの右手の山道 突き当たりは倒木で道なし 山火事注意の横断幕側に山道 花も綺麗な乙見渓流荘
家族連れで賑わう 釣り堀で釣りを楽しめる 渓流荘の養魚場
○乙味渓流荘と釣り池 (釜輪町奥山)綾部市自然休養村計画の事業として、地元で組合をつくり、昭和五十四年三月三十日竣工式を挙げた。活魚・山菜料理にぼたん鍋等をし、鯉のアライは又美味で、マス・アマゴ・コイ釣りの客足絶え間ないほどである。乙味川の清流と共に川岸整備が必要である。  (山家史誌より収録)