天狗畑 川端(848.30m)  洞峠−天狗畑−頭巾山縦走記  市境三角点  あやべ里山散策  四つ尾山の四季
 尼来峠のHP公開を見られた、松尾様から誘いのあった、−尼来峠−頭巾山−天狗畑−洞峠−縦走の計画は、山歩仲間の「きよもり様」、舞鶴の「ふじもと様」などから、縦走尾根の状況について、貴重な投稿、教示をいただき、また先般の洞峠登山および続く尾根道の下調べにより、距離と藪道のため一日での縦走は無理との結論となった。古屋−洞峠−天狗畑−頭巾山−頭巾山林道の縦走で行うこととなった。
 7時:集合して車2台に分乗、小和木頭巾山林道の参道登山口より上の、鎖のかかったゲ−ト前広地に駐車。1台に乗り直し、古屋奥の林道途中に駐車。古屋林道を谷沿いに歩いて、洞峠登山口から登る。心配された天候も晴れて持ちそうな様子。今日も弥仙山、中津灰 p754mが良く見える。洞峠 659m着。天狗畑への市境尾根を歩くが、茨混じりの灌木藪道で、雑木に結ばれた小さなリボンを探しながら歩く。p749mに登り、一度洞峠より低い 649mに降り、再度天狗畑への急登にかかる。登り切ったところで昼になり食事を取る。天狗畑 848.3mに到着。眺望は余りない。
 天狗畑から頭巾山への尾根道は、長場のうえ名だたる藪道との情報に覚悟して歩き出す。
丈の高いクマザサが茂り、全く標識も見あたらない。笹の隙間に細い道筋を求めながら、地図とコンパス、GPS計をたよりに縦走を進める。かなり下り登りのあるル−トだ p794m到着。樹林帯は歩きやすいがル−ト逸脱、修正してクマザサを掻き分けて尾根に戻る。再びコ−ス分岐あり、左に進むがGPSの距離が増加、(このまま左に進むと大谷林道へのコ−スか?)、引き返して右に進路変更。p801m到着。ポイントには割石の標石や苔生した道標?がある。樹脂製の市境杭など見あたらない。
 776mまで下り p853mの急登を避けて左に巻くことにする。最後は藪こぎの急坂登りとなったが、すぐ先の稜線に戻れた。期待していた頭巾山林道側の伐採林は、全く異なる山(尾根)であった。 
 762mまでの急坂を下る。ここから頭巾山林道へ降りられるはずだが、下山道は見あたらない。
頭巾山への1直線の急坂登りにかかる。クマザサの切れ目が見えない。(実際切れ目なし?)まともにクマザサに体当たりして乗り越える羽目の連続となり、急速に体力の限界に達する。左に獣道あるも皆から遅れ、やっとの思いで後を追うのみ。
 左の谷に迂回して降りかけている一行に追いつく。S氏は先程の獣道の延長に降りて進まれているが、道なしで上がってこられる。待っていただいている松尾様に追いつく。皆様も苦しそうだ。やっと谷筋まで横断し一同集合。谷を降りるかの相談。GPSで再度位置確認。良かった衛星受信出来る。頭巾山頂上まで 79m(平面距離)と出る。元気を出して登ることに決定。左に上り詰めると先行の2人より、目の前に頭巾山頂上 871mの避難小屋ありの報告。H氏につきそって貰いながら、クマザサに体当たり登行を継続。小屋が目の前に見えたが、何と小屋から投げ捨てられた芥溜めのど真ん中であった。空き缶、ビ−ルの大缶・・、H氏に、山好きの風上にも置けない人間がいて悲しくなる。この苦労の役得は「山をきれいに」のキャンペ−ンだと軽口を叩きながら、避難小屋に這い上がった。
 夏の日は長い。頭巾山林道終点まで下山し、松尾様の入れられたコ−ヒで一同、完走の乾杯。長い林道を駐車場所まで歩き、古屋林道に車回収に走り、上林温泉に駆け込む。温泉から上がると日が暮れていた。  左上:GPS計の軌跡ログ
古屋林道を歩く 洞峠登山道 谷を廻って 洞峠 659m
洞峠で藪こぎの足下装備 巨木を見上げる 尾根沿いに標石 登り切ったところで昼食
天狗畑 848.3m 三角点標石 点名:川端 標石を前に松尾さま 鳥の雛がいた
伐採林は遙か彼方の尾根 古びた道標?も尾根沿いに 頭巾山頂上で
夏の日はまだ長い 携帯で遅くなるから連絡 下山路に大茸 裏八反の滝