黒谷山(244.12m)  市境三角点    あやべ 里山散策  四つ尾山の四季

 黒谷和紙の里を小川沿いに狭い道を入ると、熊野神社があった。黒谷和紙を漉いているという年配の女性が、お参りしておられ色々とお話を伺った。
 山沿いのどこからでも登れるとのことで、それぞれの峰に、シンボリ、コマリヤマ、オクなどの山名があり、以前は良く登ったとのことであった。
先の地蔵さん分岐の山道の対岸に昔、平家の落ち武者が斬られた「キラレ」と言う所があり、祠を祀ったり、また自分たちはその子孫だと言うこと。その山道は、蓮華寺峠を越える志賀街道であり、志賀郷まで行けるとのこと。また舞鶴の真倉に行く道もあると言われ、尾根道も通っているそうであった。
 新堀(△黒谷山)など峰々に地元名があり、どこからでも上がれると聞いたので、△標点直下に近い山道を登った。谷沿いに登ることとなり次第に離れていき、西にある峰の更に西の鞍部で稜線に出た。稜線を東に辿り、△黒谷山に着いた。直ぐそばに送電線の鉄塔が立っていた。
 山頂から弥仙山、青葉山が展望できた。下山は少し東に辿ると、階段のついた山道が下っており、途中平坦な広場で道を失ったが、竹林の樹間を適当に下ると道路に出た。 熊野神社の向かいにある家の上から山に入れば、最適コ−スと思える。
 以前は田畑がもっと谷の上部まで広がっていたそうで、今は殆どが杉、竹林になっているそうだ。帰りに黒谷和紙会館の隣で、板に貼った白い和紙を日に晒されているご婦人を見かけ、昨日、熊野神社でお話を聞いた方だったので、追加情報をいろいろ教えていただいた。
無形文化財 黒谷和紙 黒谷和紙の里 黒谷和紙会館 和紙を日に晒すご婦人
冬場にコウゾを晒す黒谷川 桜と谷川に赤い鳥居 黒谷熊野神社鳥居 熊野神社本殿
八幡宮など 厳粛な境内 路辺の地蔵 三角点標石:黒谷山
青葉山が見える 弥仙山展望 階段道が 花と苔が綺麗