古地(295.97m)  市境三角点     あやべ 里山散策  四つ尾山の四季

 古地峠は、大江町の有路へ抜ける市道であるが、地元の人に聞くと普段は通勤者が多少ある程度で、一般の通行は殆どないとの事であった。府道の方の峠は市原峠といい未通なので、西方町の入り口に「通り抜け出来ません」と表示がある。途中で分かれる古地峠の存在は余り知られず、尚更一般の通行車両はないとのことである。しかし大江町古地の「歳の神さんの藤まつり」の時は、ずいぶん沢山の車が通ると云われた。
 峠の市境付近から登ると高度と距離からも一番有利であるが、西は尾根道なのに東は急勾配の植林地で、取り付きも難しそうであったので、綾部方面に少し戻り土砂取り現場奥から登ればよいと、現場の人から教わった。
 現場奥にある森を抜けると山道があり、稜線に上がる手前は樹間の急坂登りになった。稜線は西から山道が少し下がって来ており、一谷越えたこととなる。東に山道を辿ったが、かなり倒木や藪のある状態であった。
 ピ−クから北に方向を変え2ヶ所ばかり鞍部を越えて頂上に向かう山道は、倒木が多いがまあまあであった。
ところが頂上付近は、雑木の藪となっており、藪こぎをして辿り着き、三角点標石:古地を写真にゲットした。
 下りは稜線を避け、隣接する植林の間を稜線に沿って移動した。ここも枝払いの雑木でまともに歩ける状況でなかったが、稜線の藪こきよりも少しはましであった。
 頂上付近を一山下ると、かなり良い山道になったので、共同アンテナの残骸などを横手に見ながら、登ったときの転回点を超して降りていき、やがて山道を失ったが道路も近いので、樹間をくだり車道に降り立った。
 何と古地峠でなく、市原峠に至る府道であった。すぐ側に傘をかぶった峠の地蔵が立っていた。両峠の分岐点に立つお地蔵さんであろう。この山も紫の山つつじが咲き乱れていた。
古地峠の曲がり角手前 ここから登った 山ツツジが見事 全コ−スで見られる
頂上の樹間から遠望 西北−北 標石 点名:古地